電気工事の危険な処理:ケーブル

    電気工事を行っている中で、危険な処理をしている状態になっているケースがあります。

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    【事例】ケーブル:こんなやり方ありえない!

    まずは写真を見ていただくと、
    どこかでつながっていたケーブルが屋根の上に放置されています。

    このケーブルの状態で電気が流れている!

    屋根の上だから見えない

    工事依頼主様も見えない

    見えないからこのままでいいのか?

    この現場の状況はと言いますと、

    漏電ブレーカーがついていない→遮断出来ない→漏電=感電→事故につながる可能性が高い

    実はとても危険な状態なのです。

    写真をよく見ていただきますと分かるかと思いますが
    (屋根、壁、全体像の写真)

    電気が流れやすい金属のトタンの上に、
    電線の被覆が剥がれ、中の銅線が見えた状態です。

    「だとしたらどうでしょう」

    屋根に電気が流れてもおかしくない状態です。
    ですので、事故になる可能性が非常に高いのです。

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    電線を切った先の絶縁処理はしてありますね。(電気が流れない様に)

    これはOK 危なくないようになってますね。

    電線を屋根の上に置いただけ、これもOKです、ただし短い期間限定です。

    予算を削られ、そもそもその作業をしなかったり可能性も考えられます。

    この状態長く続けば危険です。
    ケーブル被覆全体にに絶縁処理が施されていれば処理としては間違いではないのですが、
    処理をきちんと行なっていないことが危険。

    事故の原因になる可能性があります。

    たまたま忘れていた、
    何かの理由でたまたまその作業をしなかったのかもしれない。

    この材質は、紫外線によって
    絶縁被覆が破壊される事は電気工事屋ならわかるはず。

    たまたまなのか、
    キチンとした処理が出来ていないから被覆はボロボロの状態。

    万が一、トタンに被覆が剥けた電線が接触したら
    電気が流れ感電して死んでしまう可能性がある。

    以前、途端屋根に腹這いになり活線作業を行い
    亡くなった事故事例を思い出します。

    大変危険なんです、と言う事が伝えたかった

    電気工事一筋33年、中村のつぶやきでした。

    電気は大切なライフラインです。
    気になる箇所やお困りごとがある場合は、
    お気軽にお問い合わせください。

    中村鳳晃
    株式会社 富士電興社 代表取締役社長
    法人向け電気設備工事の世界に1987年から飛び込んだ、
    株式会社富士電興社の中村です。

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