「電設の匠」の取り組み

    私たち、株式会社富士電興社は、世界の若者に仕事の基礎を教え、
    電気技術向上団体「電設の匠」電気設備職人集団を目指します!

    現在の日本は、少子高齢化の状況下にあり労働者人口の減少が著しいにも関わらず、インターネット普及による電気設備工事の需要は年々増大している状況です。

    しかしながら、電気工事業界においては有効求人倍率が慢性的に高い(3.42倍)ことからうかがえる通り、必要人員が約5万人不足しているのが現状です。(電気工事士の平均年齢45.2歳)電気工事士の多くは、いわゆる一人親方もしくは小規模事業者です。(電気工事士総数約25万人のうち20万人が一人親方もしくは小規模事業者)

    建設工事(電気工事含む)業界は、昔から『多重下請構造』と言われている独特の慣習が現在も続いており、一人親方や小規模事業者が現場を支えているにも関わらず、多重下請構造の仕組みの渦中、安い労働単価の仕事を強いられております。

    高い工事技術を得るために約7年〜10年を必要としますが、高い技術とは裏腹に思うように稼げないといった現状です。

    多重下請構造とは、仕事を受注した企業(上流)から現場施工業者(下流)へ向かって工事予算を中抜きする利益構造が実態で有り、現場施工業者は営業に力を入れる余力が無く、与えられた仕事を消化する事が役割となっている現状が続いています。

    公共事業では電気工事が分離発注されていますが、ではなぜ分離発注が良いのか?

    • 担当者が直接施工業者と打ち合わせや話しが出来る点
    • 微調整がしやすい・軽微な変更点や改善点などの現場視点での提案や問題点が伝え易い点
    • 後々のメンテナンス作業に適した施工提案が可能な点・ベテラン職人の長い経験からノウハウに基づく施工提案により、高い品質で納品物の提供が可能な点

    発注者と現場施工者が膝を突き合わせ、寄り添い同じ目的を持つ事により両者が一体となり高品質で低コストな納品が行えるのではないでしょうか。

    また、分離発注のメリットとして

    • 中抜き利益分がないため適切な材料に予算を使え施主様にも還元出来る点
    • 多重下請構造では「予算の割にはクオリティが低い」ことが一般的に多いが、中抜き利益分がないため適正価格にて高品質の施工ができる点
    • もしもの施工トラブル時も施工責任の所在が明らかで迅速に対応できる点

    工事が「適正価格で高いクオリティ」、かつ「責任の所在がハッキリした施工」が提供出来るとなれば「施主様に喜ばれることに疑う余地が無く」加えて信頼関係が築ける事により、将来の案件や紹介案件などが増え、施主様・現場施工者の双方にとって理想的な良いスパイラルが構築出来る事と考えられるのではないでしょうか?

    上記の事と共に、ベテランの現場職人と次の社会・インフラ等を担う若者達が一つの目標を共有・目指す事により、次世代へのノウハウや技術の伝承・施工技術の底上げ、現場での実践作業を通じて必ず実現すると私達は確信しております。

    次世代の育成を含んだ取り組みとして「電設の匠」の成長する姿を分離発注を通じて是非とも一緒に取り組み、見守って頂きたい次第で御座います。

    「電設の匠」は「高品質&適正価格」を担保するために一流の職人集団が直接受注できる体制を整備しております。

    電気工事士としての誇りを高め、人材育成を軸に、事故や電気トラブルが起きない安心・安全な社会を創造し、労働人口を増加させ、社会に貢献を目的とした団体 ”電設の匠” は環境整備を通じ、子供達がなりたい職業No. 1を目指します。

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